よくある質問

洗浄小町に関するよくいただく質問をまとめています

よくある質問FAQ

洗浄小町について

洗浄小町の強みは?

業界最小クラスのコンパクトさと、高い乾燥力が強みです。これにより、量産部品の生産ラインにおける洗浄&乾燥工程のインライン化が可能となり、生産性向上と省人化・省スペース化を実現します。

どんな製品の洗浄ができますか?

主に、部品製造メーカー様における部品生産ライン等での使用を目的に設計しています。部品の材質は、金属や樹脂など幅広く対応。重量は標準1kg以下、サイズはφ200以下×高さ50以下まで対応可能です。

多品種少量に対応できますか?

基本的には特定のアイテムへの対応となっておりますが、類似形状・サイズ・重さであれば対応可能の場合もございます。

どのような洗浄方式を採用していますか?

多段ポンプを使用したシャワー(スプレー)式洗浄で、洗浄圧力は0.6~0.8Mpaです。

どの程度の洗浄が可能ですか?

自動車の内燃機関部品等、コンタミ基準が厳しい業界からのご要望を十分クリアしており、多数の導入実績があります。例)粒径φ0.6mm以下、重さ1mg以下

乾燥機能は付いていますか?

はい。乾燥機能も備えております。コンパクトでありながら、洗浄室と乾燥室を分離した二室構造が洗浄小町の特長の1つであり、「水系洗浄機だから、乾燥は弱くても仕方ない…」という問題を解決いたします。

どのような乾燥方式を採用していますか?

乾燥は、全てエアブロー(常温)によるブロー乾燥です。乾燥性能を高めるため、洗浄液の温度を約40~50℃程度に設定いただいています。

どの程度の乾燥力が期待できますか?

ワーク形状やご希望のサイクルタイム(乾燥時間)によりますが、洗浄小町使用後の製品は、後工程でのハンドブローが不要です。きっとご満足いただける乾燥レベルであると自負しておりますので、ぜひ性能テスト時にご確認ください。

乾燥後に水滴が垂れて発生する「水シミ」対策は?

水シミは、特に洗浄ノズルから垂れる水滴が大敵です。洗浄小町の場合、独自の二室構造を採用しており、洗浄室で水分を飛ばした後、乾燥室には水気がほとんど持ち込まれず、洗浄ノズルも存在しないため、十分な対策を取っています。

異物除去(フィルター類)はどうなっていますか?

大きな異物は、ポンプ吸込み口の手前の金網で除去。細かい異物は、洗浄ノズル手前のろ過フィルターにて除去しています。
※標準のろ過フィルターは#20μmを使用。

洗浄小町を導入するにあたり、準備しておくことはありますか?

圧縮エアー(400ℓ/分)と動力(200V)をご準備ください。キャスター付で、本体をご自由に動かせるため、レイアウトは簡単です。

自動ラインに導入できますか?

必要な信号を外部出力することは可能ですので、お気軽にご相談ください。

超音波洗浄機とはどこが違いますか?

超音波洗浄機は、主に脱脂など最終洗浄に向いていますが、それらで用いられる炭化水素系洗浄剤は、消防法などの法規制がありますので、液の取扱いには注意が必要です。一方、洗浄小町をはじめとするシャワー(スプレー)式は、主に中間洗浄に向いており、汚れ(コンタミ)除去や、切削液の除去などに適した洗浄機となっております。

洗浄液について

洗浄小町で使用できる洗浄液を教えてください。

水系洗浄剤であれば、大抵の種類が使用可能です(但し、臭素系・炭化水素系は使用できません)。現在、法規制の関係で水系が主流になってきており、水系の中でも洗浄小町は、水系洗浄剤のネックである乾燥力に優れていますので、置き換えてみてはいかがでしょうか。
※洗浄液をブレンドしてご提案も可能です。

洗浄機だけでなく、洗浄液も含めてコーディネートしてほしいのですが?

提携している洗浄液メーカーとの協業により、最適な洗浄液を選定しご提供することも可能です。また、現在最適な洗浄液がない場合は、オリジナルの洗浄液をブレンドいたします。

洗浄液の廃液処理はどうすればいいですか?

洗浄小町から廃液を抜くには、(1)タンク下部にある廃水用バルブから抜くか、(2)タンクへ吸水ポンプ等を入れて抜くかのいずれかになります。水溶性の洗浄剤も、廃液は指定の産廃業者にてマニュフェストを取得し、法規制に遵守した方法で、適切に処理する必要があります。

管理方法について

日常管理は何をすればいいですか?

計器類の表示版がありますので、そちらで下記をご確認ください。

①液圧管理
ろ過フィルター前後の圧力計を日常点検でご確認ください。圧力差があれば、ろ過フィルターが詰まっています。洗浄度が落ちてきますので、定期交換が必要です。※市販のろ過フィルターをご購入ください。

②液の濃度管理
洗浄度に影響が出ますので、洗浄液ごとに定められた濃度で管理してください。
※様々な方法がありますが、当社では滴定法で確認しております。

③ 洗浄液汚れ
ろ過フィルターを付けていても、日々の使用により液そのものが汚れてきます。定期的に洗浄液の状態をチェックしてください。

④ 洗浄液量チェック
液量不足の場合、ヒーターの空焚きやポンプの空運転防止のため、レベルスイッチにより自動的に停止します。液量が十分に確保されているか、チェックしてください。

⑤ 洗浄液温度チェック
長年使用するとヒーターが故障する可能性がありますので、設定された温度になっているか、ヒーター温度画面をチェックしてください。

⑥ ワークをセッティングした際のガタツキ
アタッチメントが摩耗してくると、ワーク回転時のガタツキが大きくなり、洗浄度・乾燥度が低下するとともに、ワークが脱落する可能性があります。新しいアタッチメントと交換してください。
※アタッチメントのみでの販売もいたしております。

⑦ エアー圧管理
エアー圧力計をご確認ください。エアー量が不足していると、乾燥度が低下します。

⑧ 多段ポンプ管理
元圧の圧力計をご確認ください。ポンプの性能が低下すると、元圧が低下し、洗浄度が低下します。

コンタミ量はどうやって計ればいいですか?

さまざまな方法ありますが、当社では下記の2通りの方法で行っております。

①重量
検査液を用い、対象物を超音波洗浄機で洗浄して液中にコンタミを捕獲し、その液を真空引きして測定ろ紙上にろ過。そのろ紙重量を精密電子天秤で測定することで、コンタミの重量値を評価する方法。

②大きさ(面積)・個数
上記の方法でコンタミが採取されたろ紙をカメラで撮像し、コンタミ画像を画像処理。コンタミの長さ・面積・個数の測定結果を得る方法。

洗浄濃度の測定方法は?

主に下記の2通りの方法があります。当社では滴定法を採用しております。

①滴定法
指示薬を用いN/10酸を滴下しながら変色点を目視する方法です。比較的精度が良く、油汚れの影響を受け難い方法ですが、慣れやコツが若干必要になります。

②屈折率法
糖度計(Brix値)を用いて,その場で簡便に測定できる方法です。但し、使用液の場合は洗浄剤以外に汚れが混入してくるため、屈折率は高くなり、滴定法に比べ精度に欠ける面もあります。

その他のご質問

洗浄機の開発・製造は全て自社で行っているのですか?

特殊な治具製作の一部で外注を利用することもありますが、ほぼ全て社内で設計し、製作を行っております。部品加工屋ならではの強みを生かし、構成部品を自社で製作できることも、洗浄小町を低コストでご提供できる秘訣です。

洗浄小町以外の洗浄機は取り扱っていますか?

現在は、洗浄小町のみの取扱いとなっております。お客様の使用環境に合わせたカスタマイズには柔軟に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

テスト洗浄はしてもらえますか?

詳細なお打合せをさせていただき、洗浄小町の導入で課題解決を図れそうだと判断させていただいた場合、一旦洗浄物をお預かりして、デモ機にてテスト洗浄可能です。

デモ機の貸出などを行っていますか?

テスト洗浄の段階を経た後、デモ機を貸出しさせていただくことは可能です。 ※原則1ヵ月以内

全国各地に営業所はありませんか?

現在のところ、営業所は大阪と東京のみとなっております。仕様の打合せなど、全国各地のお客様の元へ訪問させていただいておりますので、ご安心ください。

メンテナンス体制はどうなっていますか?

土日祝・冬期・夏期休業日を除く、平日8:20~17:20、当社技術スタッフが対応いたします。まずは、お電話で現象をお伺いし、交換部品が必要であれば発送。お客様でメンテナンスできるよう、シンプルな構造となっておりますので、部品が届きましたら、お電話でサポートしながら交換いただくケースが大多数です。なお、出張メンテナンスにも対応可能ですが、別途費用を頂戴します。

洗浄小町を、中農製作所から直接購入することは可能ですか? それとも、指定の代理店や商社がありますか?

弊社から直接販売可能です。指定の代理店・商社はございません。もし、お客様ご指定の商社があれば、ご相談させていただきます。

全国どこでも納入してもらえますか?

はい。納入可能です。納入時、当社技術スタッフが立会いを行いますので、安心してお任せください。

海外への納入実績はありますか?

海外への販売実績も数件ございます。ただし、海外へ向けた出荷やメンテナンスフォロー体制はまだ十全に整っていないのが実情ですので、海外への導入をご希望の際は取引方法など要相談となります。

まずは一度ご連絡頂けますと幸いです。

『部品加工のプロ』が最適な洗浄をサポートします

072-981-0969 受付時間:8:20~17:20(平日)